日通の引っ越しサービスにはどのような特徴があるのでしょうか?

日通といいますと、ペリカン便という宅配サービスを思い浮かべる人も多いことでしょう。

しかし、日通は引っ越しにおいても「サカイ引越センター」「アート引越センター」に負けない大手の引越し業者ということがいえます。

日通の引越しサービスには、どのような特徴やプランがあるのでしょうか?

日通には、大きく分けて家族向けプランと単身向けプランがあります。

家族向けのプランは「えころじこんぽフル」「えころじこんぽハーフ」「えころじこんぽセルフ」の3つに分けられています。

「えころじこんぽフル」は、荷物の運搬だけはなく荷造りから荷解きまで含めて、すべて日通が対応をしてくれるサービスです。

それに対して「えころじこんぽハーフ」は、荷造りや荷解きをすべてお願いするのではなく、部分的にお願いをするサービスです。

何をお任せするかに関しては、自由に決めることができるようです。

「えころじこんぽセルフ」は、荷物の運搬以外の作業はすべて自分で行う、リーズナブルなプランということになります。

日通の家族向けプランは、これらの3つの中から、自分に合ったものを選ぶことになります。

さらに日通には、家族向けプランの他に、単身向けのプランがあります。

単身向けプランは「単身パック」と呼ばれるサービスで、荷物の量に応じて「S」と「L」の2つのプランから選ぶことができます。

さらに、荷物の多い人向けには「X」というプランもあり、単身パックでありながらベッドなどの大きな荷物を運ぶことも出来ます。

日通の単身向けプランには「単身パック」の他に「ワンルームパック」と呼ばれるものがあります。

比較的荷物が多めで、30km以内の近距離の引越しが対象になるようです。

積むことのできる荷物の量は、「単身パックX」と同じですが、「ワンルームパック」は近距離に限定されたサービスになります。

こうした単身向けサービスの一番の特徴は、料金のリーズナブルさにあります。

運ぶことのできる荷物が一番少ない「単身パックS」の場合ですと、最低価格は16,200円からとなっています。

さらにたくさんの荷物を運ぶことのできる「単身パックL」であっても、最低料金は17,280円からとなっています。

「単身パック」が人気になっているのは、料金が割安なだけではなく、基本料金が明確にきめられているために、安心して依頼できるという点にあると思われます。

一人暮らしで近場の引越しなら赤帽で十分かも

自力で引っ越しをするのはけっこう大変だし、かといって引越し業者に依頼をするのも料金が気になる、という一人暮らしの人もいることでしょう。

そういった方におすすめなのが「赤帽」です。

赤帽は全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会に所属する個人事業主が提供する、軽トラックを使ったチャーター便のことです。

屋根の部分が赤く塗られた白い軽トラックを、あなたもときどき見かけたことがあるでしょう。

一人暮らしで、近距離の引っ越しをするのであれば、この赤帽で十分だといえます。

この赤帽はとにかくフットワークが軽いのが特徴です。

実際に物を運ぶのは軽トラックですから、それほどたくさんの荷物を積めるわけではありません。

しかし、近場の引っ越しであれば、この赤帽の軽トラックで何回かに分けて往復して輸送することも可能です。

ただし、この赤帽の場合には、他の引越し業者のように当日に何人もの作業員が来るわけではありません。

あくまでも軽トラック1台と運転手さん1名のチャーターということになるのです。

もちろん、運転手さんは車の運転だけではなく、荷物の運搬も手伝ってくれます。

しかし、大きな家具や大型家電などがある場合には運転手さん一人では運べませんので、依頼者がいっしょに運ばなければなりません。

そう考えると、引越し業者に依頼するよりも大変な感じもしますが、そういったデメリット以上に料金のメリットが大きいと言えます。

たとえば20km以内という条件の場合、赤帽を2時間チャーターしても、料金はわずかに4,730円です

事前に荷造りをしっかりと行ってあれば、近距離の一人暮らしの引越しはこれくらいの時間で済んでしまうことでしょう。

仮に、まる1日(8時間)にわたって赤帽をチャーターした場合でも、料金はたった18,920円です。

料金的には、かなりのリーズナブル感があるのが赤帽の特徴です。

さらに、赤帽には料金以外にもメリットがあります。

一般の引越し業者の場合には、依頼主が業者のトラックに乗ることはできませんが、赤帽の場合にはそれが可能なのです。

そのため、荷台に積んだ荷物と一緒に、軽トラックの助手席にのって引越し先まで行くこともできるのです。

このように、赤帽にはさまざまなメリットがありますので、一人暮らしで荷物の少ない方は、引っ越しのときにぜひ検討をしてみるといいでしょう。

ペットがいるときの引っ越しはどうすべきか?

引っ越しは、たとえどんなに荷物がたくさんあったとしても、業者に依頼をすることですべての荷物を運んでもらうことが可能です。

たとえその荷物が、ピアノとか仏壇といった特殊なものであったとしても、オプションで取り扱いをしてくれる業者は多いです。

しかし、ペットの場合はどうでしょうか?

犬や猫などのペットを家族同然に可愛がっている人にとってみれば、たとえ引越し先がどんなに遠くであっても、連れて行きたいと思うことでしょう。

なかには、引っ越しの際に犬や猫を捨てていってしまうような心無い人もいるようですが、まともな人間の心を持った人であれば、そのような残酷なことはできないはずです。

しかし、ペットを引越し先に運ぶといっても、生き物ですから他の荷物のように簡単に考えるわけには行きません

自分の車を所有していて、なおかつ引越し先が近場であれば、その車にペットをいっしょに乗せて一緒に移動させることは難しくないでしょう。

ところが、長距離の引っ越しの場合にはそう簡単にはいきません。

自分たちのマイカーを利用せずに、新幹線や飛行機などを使って転居先まで移動するケースもあるでしょう。

その場合、新幹線や飛行機にペットを同乗させるというわけには行きません。

自分たちで運ぶことができないとなれば、やはり引越し業者にお願いをするしかありません。

国土交通省が定めた「標準引越運送約款」によれば、引越し業者は動植物の運搬を断っても良いことになっています

しかし、オプション扱いでペットの移動にも対応している引越し業者は少なくありません。

よほど特殊なペットでなければ、取り扱いをしてくれる引越し業者を探すのは苦労しないでしょう。

ただし、引越し業者に依頼した場合には、ケージにいれて一般の荷物といっしょに運ぶことになりますので、時期によっては寒暖の影響を受ける可能性があります

移動中にペットが体調を崩さないように、荷台の温度が上昇しがちな真夏などに引っ越しをするのはやめたほうがいいかもしれません

また、混載便などの場合ですと、何度も積み替えをすることになってしまうため、ペットがストレスを感じてしまう可能性があります。

料金は高くなってしまいますが、ペットの体調やストレスを考えると、出発から到着まで専用のトラックで荷物を運んでくれるチャーター便を利用したほうが無難といえるでしょう。

曜日や時間帯によって大きく変わる引越し料金

引越し料金には定価がありませんので、同じ荷物の量で同じ距離を移動したとしても、さまざまな条件によって料金が変わってきます

時期的な要因で言えば、転勤や入学のシーズンである3月や4月は引越し業者の繁忙期となりますので、当然ながら料金的には高めになってしまいます。

しかし、引越し料金が変わってくるのは、繁忙期や閑散期といった時期的な要因だけではありません。

曜日や引っ越しをする時間帯などによっても、見積もり金額が大きく変わってきます

曜日でいえば、土日祝日が高めになるのは仕方のないところです。

会社や学校が休みのタイミングを狙って引っ越しを計画する人が多くなりますので、どうしても料金は高くなりがちです。

逆に、平日であれば引越し業者はそれほど忙しくはありませんので、料金は安くなります。

特に、平日でなおかつ仏滅の日だったりすると、引っ越しをするのを避ける人が多いために、穴場となって格安な料金で引越しができる可能性が高くなります。

また、1日のうちでも、作業を開始する時間帯によって料金が高くなったり安くなったりします。

特に繁忙期などでは、引越し業者は時間のやりくりに追われていますので、時間帯による料金差が大きくなります。

 一番高いのは、午前便です

人間の心理として、誰でも午前中の早い段階で引越し作業に取り掛かって、少しでも早く作業を終わらせたいと考えます。

そのため、どうしても午前便は引越し業者の予約が集中しがちになるため、必然的に料金も高くなってしまうわけです。

そこで、少しでも安く引っ越しをしたい場合におすすめなのが午後便ということになります。

引越し業者にしてみれば、午前中に近場の引っ越しを1件終わらせたあとに午後から作業に取り掛かることができるので、午後便の予約はありがたいことになります。

さらに、料金が安くなる可能性が高いのが「フリー便」と呼ばれるものです。

これは、作業開始時間を引越し業者にお任せするやり方です。

引越し業者の作業員がいつ来るのか分からないために、それをずっと待っているというのはなかなか大変なことなのですが、そのかわり料金的には一番お得になる可能性が高いといえます。

引っ越しのときに盗難被害にあわないために

引っ越しのときに荷物を盗まれるなんて、滅多にあることではないと思われるでしょう。

しかし、残念なことに、引っ越しのときの盗難というのは意外にも頻繁に起きているのです。

盗まれやすいものとしては、貴金属や高級時計、現金、ブランド物のバッグなどです。

大手の引越し業者だからと安心していると、そういった貴重品がいつの間にかなくなっていたりするわけです。

大手の業者といっても、繁忙期などには質の低いアルバイトなども多いので、作業員を信用しすぎると危険です。

そういった盗難被害にあわないためには、貴重品や現金は必ず荷物を分けて管理をするようにして、作業員たちの目に触れないところに置くようにしなければなりません

そしてそれらの荷物は、業者のトラックには積み込まずに、必ず自分たちで転居先まで持参するようにしましょう

また、それらの貴重品がたくさんあって、自分たちで持っていくことが困難な場合には、宅配便などを使って、別途転居先まで送るようにするといいでしょう。

一番危険なのは、タンスの引き出しなどに貴重品があるのをすっかりと忘れていた場合です。

引越し業者のスタッフは、家具を運搬する前に引き出しなどあけて中に壊れやすいものなどが入っていないかを確認することがありますが、そのときに貴重品などが入っていたら盗まれてしまう可能性が高くなります。

そういったことにならないために、前日には必ずすべての引き出しを確認して、貴重品を置き忘れていないかを確認する必要があります。

また、物を盗むのは必ずしも引越し業者とは限りません。

引越荷物を積み込むトラックは、すべての荷物を積み終えるまで荷台の扉を開けたままにしておくことが多いために、道を歩いている人たちに中身が丸見えです。

たまたまそういうところに悪意のある人が通りかかったりすると、パソコンやオーディオなどの高額な商品が盗まれてしまうことがあるのです。

また、女性の下着などが、中身の見える衣装ケースなどに入っていたりする場合も、非常に危険です。

かといって、引越し作業員は最小限の人数でバタバタと作業をしていますので、トラックの横に監視人を付けておくというわけにもいきません。

そのため、高額な商品はなるべくトラックの奥の方に積んだり、女性の下着などは中身の見えないダンボールに入れたりするなどの対策が必要になります。

引っ越しで荷物が行方不明になることもよくあります

プロの引越し業者にお願いすれば、すべての荷物を無事に転居先まで運んでくれるに違いないと、多くの人は思うことでしょう。

お客様から預かった大切な荷物ですから、目的地まで確実に届けるのがプロの仕事のはずです。

しかし現実的には、そのような期待をあっさりと裏切るようなことを、引越し業者は頻繁に起こすのです。

特に長距離の引越しの場合で、「混載便」と呼ばれる方法の場合に荷物が行方不明になってしまうということがしばしば起こります

混載便というのは、各家庭から積んできた荷物を途中で大型トラックに積み替えて、他の家族の荷物と一緒にまとめて運ぶ方法です。

実際に、転居先に届いた荷物の量が、積み込んだ時にくらべて5個も6個も少なくなっていたという事例もあります。

また、逆に荷物が増えてしまっていたという事例もあるようです。

おそらく、別のお客様の荷物が紛れ込んでしまったのでしょう。

それにしても、なぜこのようなお粗末なことが、起こってしまうのでしょうか。

混載便の場合には、大型トラックの中に、何人ものお客様の荷物が文字通り混載されています。

荷物が混載状態であっても、宅配便のように荷物を識別するための伝票が貼り付けてあれば、まず間違うことはないでしょう。

しかし、引っ越しの混載便の場合には、そういった荷物を識別するためのラベルのようなものはありません

お客様ごとに、まとめて荷物を積んであるだけなのです。

そのため、何かの手違いで隣の荷物の山にあったダンボールなどが、別のお客様の山に積み重ねられてしまったりすることがあるわけです。

荷崩れしないように、ダンボールの位置を修正したりしているときに、そういったミスが起こりやすくなります

もし、長距離の引っ越しをする際に、荷物の紛失をどうしても防ぎたいということであれば、旧居から転居先まで積み替えを一切せずに、1台のトラックで目的地まで行くチャーター便がおすすめです。

トラック1台を貸切り状態にして長距離を運ぶわけですから、どうしても料金的には高くなってしまいますが、荷物を紛失してしまう可能性が低いというメリットは大きいと思います。

また、どうしても混載便を使わざるを得ない場合には、万が一の紛失にそなえて、大切な荷物だけは自分の車に乗せて運ぶか、宅配便などを使って別途で転居先まで送るようにするといいでしょう。

仏壇の引っ越しには決められたルールがあります

引っ越しのときに運ぶべき荷物にはさまざまなものがありますが、その中でもちょっと特殊なのが仏壇ではないでしょうか。

家電品やタンスなどの家具類であれば、養生をしてそのままトラックに積み込んでしまえばいいわけですが、仏壇の場合にはそうは行きません。

仏壇には魂が宿っているという考えがありますので、古くから言い伝えられている決まりに従って搬出や搬入を行う必要があります。

仏壇を引越し先に持って行くにあたって、まずやっておかなければならないのが、魂抜きです。

仏壇に宿っているご先祖様の魂を抜くことで、仏壇はただの家具と同じ扱いをすることができるようになるわけです。

魂抜きは、実際に家まで僧侶を呼んで行ってもらう必要がありますが、あまり直前にお願いをすると、僧侶の都合がつかずに引越し当日に間に合わなくなる可能性がありますので、引っ越しが決まったらなるべく早く連絡をしておくようにしましょう。

また、魂抜きをしてもらう際のお布施ですが、宗派によって変わってきますので一概にはいえませんが、およそ5万円程度を渡すのが一般的です。

魂抜きが済んだ仏壇は、基本的にはただの家具と同じ扱いになるのですが、搬出と搬入には決められたルールがあります。

それは搬出する際には、すべての家具を運び出したあと、仏壇を一番最後に運び出すというものです。

転居先では、逆に他の家具を運び入れる前に、一番先に仏壇を運びいれるようにします。

ベテランの引越し業者であればこうしたルールを知っていることが多いですが、なかにはそういったルールがあることを何も知らずに、適当に運び出そうとしてしまう場合がありますので注意が必要です。

もし、作業員がルールを知らないようならば、ルール通りに作業できるようにしっかりと指示を出してあげましょう。

仏壇の中にある位牌やご本尊は、紛失をしてしまっては大変なことになりますので、事前に仏壇の中から出しておいて、自分で責任を持って転居先まで運ぶようにしましょう。

無事に仏壇の引っ越しが終わったら、あとは再び僧侶を呼んで、魂入れをしてもらいます。

ここまでやって、やっと仏壇の引っ越しが完了することになります。

 

 

引っ越し先を下調べしておくことはなぜ重要なのか?

引っ越しをするときには、どうしても現在住んでいる家にある荷物を運び出すことばかりに気が向いてしまいます。

しかし、実際にはそれ以上に引越し先の家についても、事前にしっかりとリサーチをしておく必要があるのです。

リサーチ不足のまま引っ越しをしてしまうと、当日に思わぬハプニングに遭遇する可能性があります。

たとえば、大きなタンスやベッドなどが、ドアのサイズよりも大きくて搬入できないなどといったハプニングです。

そういった場合には、サッシを外して窓から搬入するなどといったやり方をするのが一般的ですが、入ることを前提で引っ越しを進めてしまっている場合、業者も当日では対応ができなくなってしまう可能性があります。

1階への搬入であれば何とかなるかも知れませんが、2階以上の階に窓から大型家具を搬入しようと思えば、専用の吊り具などを使う必要がありますし、当日来てくれたスタッフの人数ではどうにもならない可能性もあります。

業者が怒って、家具を玄関先に放置して帰ってしまったりしたら大変です。

仮に、なんとか家の中まで運び入れてくれたとしても、想定外の作業になるわけですから、当然のことながら追加料金を請求されることになるでしょう。

また、マンションの高層階に引っ越しをするときには、事前にエレベーターのサイズを確認することを忘れてはいけません。

タワーマンションなどでは、家具を上階に運び上げるための専用のエレベーターがあるところも多いようですが、人間が乗るエレベーターしかないマンションの場合には、ベッドなどの大型家具が入らない可能性もあります。

ベテランの作業員になると、家具をうまく斜めにして乗せてしまうこともあるようですが、どうしても乗らないとなると階段を使って手で上の階まで上げなくてはなりません。

もし、エレベーターが使えることが前提で少ない人数の作業員しかいなかった場合には、悲惨なことになります。

3階や4階程度あれば何とかなるかも知れませんが、10階以上となると階段を使った人力での運搬は大変な作業になります。

追加料金が発生してしまうのは当然として、最悪の場合にはその日のうちに引越しが終わらなくなってしまう可能性があります。

このようなハプニングに遭遇しないためにも、引っ越しをする際には転居先もしっかりと調査したうえで段取りをするようにしましょう。

引越し業者と電話で契約をしてはダメな理由

引っ越しの見積もりを作成するためには、実際にその家を訪問して荷物の量や間取りなどを確認するのが基本です。

そうして作成した見積もりを提出するときには、荷物のチェックリストを同時に提出するのが一般的で、依頼者は業者の見積もりに抜けがないかどうかをそのリストで確認できるわけです。

引っ越しの料金というのは、荷物の量や移動距離によって金額が変わってきます。

移動距離に関しては、単純に地図上から計算をすることが可能ですが、荷物の量に関してはそうは行きません。

同じ間取りで同じ人数の家族が住んでいたとしても、ライフスタイルの違いによって各家庭の荷物の量は大きく異なります。

そのため、どうしても現地を下見しないことには正確な荷物の量は出せないことになります。

引越し業者の中には現地を見に来ないで、電話で大まかな荷物の量を聞いただけで仕事を請けおってしまうようなところもあるようです。

仕事を依頼する側にしても、電話でのヒヤリングだけで見積もりや契約が済んでしまうのであれば、わざわざ家に来てもらうよりも楽でいいと思いがちです。

しかし、電話口での口頭契約は、絶対にやってはいけません。

なぜなら、どんなにベテランの引越し業者であっても、電話で話を聞いただけで正確な見積もりを作成することは出来ないはずです。

そのため、概算でおおよその金額を提示して、お客がその金額で納得すれば仕事を請けてしまうわけです。

そんな適当な契約をしてしまって、もし当日に業者が想定していた以上に荷物があった場合はどうなるでしょうか。

多少の荷物であれば、そのままトラックに積んで運んでもらうことも可能でしょう。

しかし、それが当日に用意したトラックに積みきれないほどの荷物の量であれば、大変なことになります。

その日に引越し作業が終わらなくなるばかりか、業者からも追加の見積もり請求があることでしょう。

しかも、それが悪質な業者だったりすると、相場よりもはるかに高い料金を請求される可能性もあるのです。

電話での口頭契約のみで、正式な見積書や契約書がないわけですから、業者のいいなりでお金を支払わされることにもなりかねません。

こういったことがないように、引越し業者との電話口での口頭契約は絶対にしないようにしましょう

実際に家まで来て見積もりを作成してもらったうえで、荷物のチェックリストで抜けがないかどうかを確認したうえで契約をするのが鉄則です。

引越し業者選びで失敗しないための見極め方と見積もりの取り方

かつては、引越しというと同僚や知人などに総出で手伝ってもらうのが一般的でした。

しかし、最近ではそういった引越しのやり方は少数派になりつつあります。

最近では、引越しに関する作業はプロである引越し業者にお任せしてしまうという考えの人が主流になりつつあります。

同僚や知人に手伝ってもらうのにくらべると変に気を使う必要もありませんし、オプションサービスをうまく活用すれば、自分がまったく何もする必要がないくらいすべてを引越し業者にお任せできます。

しかしその反面、引越しがうまくいくかどうかは、正しい業者選びができるかどうかという点にかかってきます。

引越業者もピンからキリまでありますから、安くて安心な業者を探すためには、それなりのコツが必要になって来るのです。

引越し業者を選ぶ際には、料金の安さばかりにウエイトをおかずに、まずは各社が得意としているセールスポイントに着目してみる必要があります。

地元の運送業者がやっている引越しサービスでは、ただ荷造りされて荷物を運ぶだけのところもあります。

その一方で、大手の引越し業者などは、荷造りや荷解きはもちろんのこと、家具の配置や家電の設定までやってくれるところまであります。

引越しひとくくりに言っても、このように提供するサービスに大きな違いがあるわけですから、単純に料金の高い安いだけでは決められないわけです。

自分が荷造りや荷解きまでやってほしいのであれば、それに対応した引越し業者を探さなければならないわけです。

自分のやってほしいことにすべて対応している引越し業者のなかから、数社に見積もりを出してもらうというのが業者選びでまずやるべきことです。

そして、複数の業者から引越し見積もりを取るときに注意すべきことが、すべての業者から同じ条件で見積もりを作ってもらうということです。

これを間違えると、安い業者を選んだつもりが、最終的には高くついてしまうことがあります。

たとえば、A社の見積もりは10万円で、B社の見積もりが15万円だったとします。

しかし、A社の見積もりは荷物をトラックで運搬するだけの内容になっており、B社の見積もりには荷物の運搬に加えて荷造り荷解きまで入っていたとすると、条件が違うためにどちらの業者が安いのか単純には分かりません。

10万円だからA社の方が安いと思って発注したら、見積もりに含まれていなかった荷造り荷解きの分として7万円を後日別途で請求された場合、引越し料金はトータルで17万円ということになってしまいます。

そうなると、結果的に荷造り荷解きまで含めて15万円だったB社の方が安かったということになります。

関連:http://sato-yado.jp/?p=43